なぜ抜け毛になるのか?


脱毛の原因

抜け毛は大きく分けて2種類あります。

①生まれつき毛が無い無毛症や欠毛症などの先天性の脱毛症。

②男性型脱毛症や円形脱毛症、産後の脱毛などのような後天性の脱毛症。

今回は②の後天性の脱毛症についての原因を説明します。

  1. 男性ホルモン・・・男性型脱毛症は、後天性の脱毛症の中でも最も多いタイプ。毎日の抜け毛が80本以上あり、抜けた後に生えてくる毛髪も退化して、やせ細り、薄毛になっていく症状の事です。最近では20歳前後の若い男性にも増えています。男 性型脱毛症の主な原因は、ホルモンの影響。テストステロンという男性ホルモンと、5αリダクターゼという酵素の両方の遺伝子を両親から受け継ぐと、そのふ たつは合体。DHT(デヒドロテステロン)という強力な脱毛ホルモンに変化します。これが、毛髪を作る毛母細胞の細胞分裂を妨げてしまいます。その結果、 生えてくる髪が次第に細く短くなり、脱毛を引き起こしてしまうのです。5a
  2. 皮脂分泌過剰・・・頭皮の過剰な皮脂は、脱毛の原因になります。皮脂腺から分泌される皮脂と、毛穴の中に入り込んでいる表皮が角化したものが交じり合うと、コルク栓のような 角栓様物質というものになって、毛穴をふさいでしまうんです。それによって、皮膚表面へ出られなくなった皮脂は逆流し、毛穴の中はドロドロの油壷状態に。 すると毛髪は固着力が弱まって、非常に抜けやすい状態になってしまうのです。kkkeana
  3. 血行不良・・・頭皮の血行不良が起きると、毛細血管から毛髪を作る工場の役割を果たす毛母細胞に、毛髪の原料となる栄養が行き届かなくなってしまいます。その結果、栄養 不足となり、太くてたくましい毛髪が生産されなくなります。その結果、細い毛髪や寿命の短い毛髪の増加につながるのです。ti
  4. ストレス・・・血流をコントロールしているのは自律神経です。ストレスなどで、イライラしたり心配ごとが増えたりすることで、自律神経で異常をきたし、血管が萎縮。毛細 血管に血が流れなくなり、髪の生成に必要な栄養が毛母細胞にいきわたらなくなってしまいます。また、自律神経の緊張は、同時に過剰な皮脂を分泌したり、血 行不良を生み出す原因のひとつにもなっています。stres
  5. 間違ったヘアケア・・・誤ったヘアケアは頭皮や毛髪を傷め、抜け毛の原因にもなりかねません。シャンプーの成分が頭皮や毛髪に残ったままだと、フケやかゆみ原因になったり、頭皮 環境も悪化させてしまいます。シャンプー後には充分なすすぎを行うことが大切です。また、シャンプーだけではなく、リンスや整髪料も同様。頭皮や髪に残さ ないよう、正しい洗い方を習慣にしたいものです。sy

日常生活に潜む抜け毛の黄色信号

  1. 喫煙・・・体内に吸収されたニコチンは自律神経に働きかけ、血管を激しく収縮させます。それによって、頭皮の毛細血管も収縮し、毛根に栄養が行き渡らない。
  2. 夜更かし・・・髪が成長するのは、骨や皮膚に多くの血液が循環すえる夜間。テレビに夢中・・・気がついたらもう夜中!そんな不規則な生活は頭皮にもNG。
  3. ため込むストレス・・・日常生活とは切り離せないストレス。上手に気分転換やリラックスをできる自分なりの方法を見つけましょう。
  4. 肩こり・・・肩や首がこると、頭皮への血液の循環も悪くなるため、結果的に毛根への栄養が行き届かなくなる。一見、抜け毛には関係なさそうな肩こり。実は密接な関係があります。
  5. 栄養の偏り・・・動物性脂肪を多く含んだものや塩辛いものは頭皮の過剰な皮脂の分泌を促します。タンパク質やビタミンA・C・E・B群、亜鉛や銅などのミネラルを意識して摂りましょう。
  6. 過度の飲酒・・・過度の飲酒は、髪に必要なタンパク質を作っている肝臓に負担をかけてしまいます。また、お酒と一緒に食べる「おつまみ」にも油分が多く、食べすぎに注意してください。

 

 

2015-01-04 | Posted in カプリ研究室No Comments » 

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